派遣会社のいま
−紹介予定派遣を中心としたフォローアップに力を入れています
取材協力
マンパワー・ジャパン(株)
リクルート企画部・広島 担当課長
GCDF‐Japan キャリアカウンセラー
梅川由美子さん
弊社は創業から42年目を迎えた、日本で初めての人材派遣会社です。派遣で働く魅力は、何かにチャンレンジするときに有効な雇用形態であるということ、自分に合った働き方ができるつまり選択肢が多いということ、派遣会社(第3者)からのアドバイスやサポートが得られることなど。派遣社員の方々の帰属意識(自分は勤務先ではなく、派遣会社に属しているという意識)が強いのも特徴です。その分、派遣会社のフォローやスキルアップのトレーニングなどを、積極的に求められる方もおられます。
近年、新しい就職スタイルとして注目されているのが、企業で派遣社員として一定期間働いた後、企業側と派遣社員の方が合意した場合に正社員や契約社員などの直接雇用に切り替わる紹介予定派遣です。弊社に登録されている派遣スタッフの中でも紹介予定派遣を希望する人が増えてきています。派遣労働者が前年比3.9%の増加に対して、紹介予定派遣利用者は前年比32%増となっており、派遣社員を利用する企業の間でも、社員に登用して人材確保を図る働きが急速に広がっています(2007年7-9月労働者派遣事業統計調査/社団法人日本人材派遣協会)。紹介予定派遣は、派遣のスタート時点から正社員や契約社員になることを前提にしたものです。企業側と派遣社員側、両方のメリットが期待できる雇用形態として、今後ますます増加傾向にあると予想されます。
紹介予定派遣は、正社員や契約社員への切り替えを前提としています。そのため職務経歴書や履歴書の書類選考と面接が行われます。これらへの対策として、弊社が取り組んでいるものの一つに「面接事前準備トレーニング」があります。今さらなぜ面接?と思われるかもしれませんが、実は職歴の長い方や派遣経験の多い方は面接経験が少ないために、自己PRが苦手な方が多いんですよ。どうしてこの会社を選んだのか、会社や業界の研究などについて問われるとうまく伝えられないのです。これらを克服するために、マンツーマンで面接のトレーニングを行い、一緒に準備を行います。 就業先によっては、担当者の同行なしにスタッフの方が一人で面接というケースもありますから、なおさら十分な準備が必要です。当社は、皆さんがより良い結果につながるように、最善のサポートを行います。
紹介予定派遣や通常派遣の対象を問わず、定期的に開催しているのが、「キャリアデザインセミナー」です。キャリアについて悩みをもっている方や、自己実現に向けてステップアップを目指している方のために「自分発見」や「自分の強み発見」などのテーマを設定して少人数制で行います。価値観に関するキーワードが書かれたカード選びや、自分のタイプを整理するためのゲームなどを通し、自分の意識を探り特徴を理解して、職業を選ぶきっかけやPRポイントの発見に役立ててもらおうというものです。

仕事探しは、職種で探すのは結構難しいものです。その前に、まず思考で探すことを心がけてほしいですね。例えば「人と接するのが好き」「事務系の仕事に多く関わってきたが、本当にそれが合っていたのか」など、自分の思考の原点をいま一度見つめ直してみると、選ぶ仕事の幅が広がってきます。それでも迷ったときは、派遣会社を気軽に訪ねて相談してください。あなたにピッタリの仕事が、きっと見つかるはずです。